アメリカの住宅の特徴 良かった点と問題点

アメリカのメリーランド州に住んでいたときの話です。アメリカの住宅の特徴というと、やはり間取りの広さが第一です。都内では、どの物件も狭いですし、広い物件では驚くほど値上がりします。これに対して、メリーランド州では、どの物件でも一部屋で、日本の二部屋と同じ広さといっても差し支えありません。それでいて、価格は同程度です。これは寝室やリビングに限りません。キッチンも広いですし、どの部屋も少なく見積もっても2倍以上はありました。広いと快適なのはいうまでもありません。ただし、掃除は掃除機で行います。ほうきでは、広すぎて埒があかないからです。

しかし、玄関で靴を脱ぐ習慣がないのが、当初、日本人のわたしには抵抗がありました。玄関に靴置き場を設けて、対処している日本人もいました。日本人の友人宅に招かれたときには、「玄関で靴を脱いでください」と注意されました。どういうことかといえば、アメリカ人の友人を招くと、靴を履いたまま入ってくるからです。アメリカ人でなくとも、アメリカで長く生活していると、日本人の多くも靴を脱がずに室内を歩くクセが身についているからです。